パルモ

手のひら静脈認証システム「Palmo」

医療診療データを電子保存するために、3つの基準「真正性」「見読性」「保存性」のいわゆる「電子保存の三原則」を満たすことが求められています。
当製品は、簡単に、確実に、医療診療データの真正性を担保する課題解決に貢献します。

目的

いつ、誰が検査したのか記録が取れていますか?
医療現場の検査機器に対して患者、検査者が入れ替わりで使用する多忙な運用の中で、いつ誰が検査したのか検査者の真正性の記録に負担がかかる課題があります。
検査者を特定することは、医療情報の真正性の観点で必要ですが、運用が複雑になるという懸念もあります。
医療現場の運用を大きく変えず、大きなコストもかけず、簡単に、確実に検査者を特定することはできないものか?
「Palmo」が、この課題を解決します。

特長

「Palmo」の4つの特長について紹介します。

簡単認証

■検査者が替わっても、手のひらをかざすだけで素早く検査者を特定
認証された検査者をリアルタイムにiPod等で表示

安全・安心な認証方式

「手のひら静脈」による認証により、盗難・紛失・偽造・パスワード忘却の恐れがなく、指紋認証など他の生体認証より高い認証精度

高速

手のひらを連続で高速撮影した中から、最適な画像を瞬時に選び出して自動的に照合する機能により、撮影時間の短縮および、撮影画像のブレ防止を実現
1:N認証(N=1000手)の場合で約2~3秒

衛生的

「手のひら静脈」認証は非接触で利用できるので、「with CORONA」時代に衛生面で最適

システム仕様

手のひら静脈認証デバイスの仕様について紹介します。

手のひら静脈認証デバイスPalmSecure-F Proのハードウェア仕様

項目仕様
製品名PalmSecure-F Proスタンダード

外形寸法幅46.0×奥行き46.0×高さ16.0mm
重量25g以下
(ケーブル除く)
電源電圧4.4~5.4V
消費電力2.5W以下
インターフェース
(ホスト側)
USB2.0(Hi speed)
インターフェース
(センサー側)
USBマイクロB(5ピン)
標準ケーブル長:1m
動作温度5℃~35℃
湿度20~80%RH(結露しないこと)
外光体力自然光・蛍光灯・LED証明:80,000lux以下
(光がセンサー面を直射しないこと)
認証率1:1認証時、他人受入率0.00001%以下
1:N認証(N:1,000の場合)時、他人受入率0.00001%×1,000=0.01%以下

生体認証技術比較

項目手のひら静脈認証指紋認証顔認証
認証精度
(1:1認証時)
◎ 他人受入率 0.00001%以下〇 他人受入率 0.001%以下△ 公開値なし 本表の中で最も悪い
登録対応率◎ 実績ベースで100%の方が利用できている△ 3~10%の人が使えない◎ 社員証などの写真を流用できる→100%
認証速度◎ 体感で1秒を切る程度〇 人により認証時間が大きくばらつく〇 生体検知処理を行うと時間がかかる製品がある
対偽造◎ 静脈パターンの再現は困難△ Web等で指紋偽造の動画多数× 写真や動画をカメラに向ければ認証可
耐久性◎ 非接触のため壊れにくい△ 接触のため壊れやすい◎ 非接触のため壊れにくい
外的要因の耐性◎ 体内情報のため外的要因を受けにくい太い血管が多く、寒さの影響も受けにくい△ 乾燥や荒れ、汗、傷、磨耗に影響を受けやすい△ マスクやメガネ有無、髪型の影響あり。また、経年変化があるため再登録必須

システム構成

手のひら静脈認証デバイスは1台のPCに最大4台まで接続可能となります。
5台以上静脈認証デバイスを接続する場合にはクライアント端末の増設が必要です。
サーバ、クライアント端末は、既存の電子カルテ端末に相乗りすることも可能です。
手のひら静脈の認証結果は、サーバ端末上のWebサービス(IIS)を経由してiPod等の表示端末上にリアルタイム通知します。
同時に認証された検査者情報を電子カルテ端末上の識別ID毎に指定した共有フォルダに出力します。
(※電子カルテ等の医療情報システム側で検査データと検査者情報の紐づけを実施)

眼科での一例です

動画デモ

Palmoの動作について動画でデモします。

画面構成

手のひら静脈の認証と認証結果の表示画面について紹介します。

商品に関するお問い合わせ

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※「PalmSecure」は富士通株式会社の商標です。

※「iPod」はApple Inc.の商標です。